医療搬送事業について

 医療搬送事業とは、次のような患者さんを搬送するサービスです。医療行為となりますので搬送元の医師からの指示にしたがい弊社スタッフの看護師が対応します。

 

 酸素の管理が必要な方

 点滴の管理を必要とする方

 痰の吸引(気管・口腔・鼻腔)が必要な方

 経管栄養や経管与薬が必要な方

 人工呼吸器を使用している方

 モニター監視(心電計など)を必要とする方

 骨折のため牽引したまま移動する方


医療行為及び急変時の対応について

 弊社所属の看護師が搬送元の医師の指示により行うことができる医療行為として以下の特定5項目が認められています。

 

◆ 搬送元の医師の指示による酸素投与の管理

◆ 搬送元の医師の指示による点滴の管理

◆ 搬送元の医師の指示による痰の吸引

◆ 搬送元の医師の指示によるモニター監視

◆ 搬送元の医師の指示による経管栄養及び経管与薬

 

 患者さんの搬送中に病状が急変し、増悪する場合が絶対に無いとは言えません。たとえば以下の様な急変時の対応が考えられます。

 

 

<対応 1> 急激な意識レベルの低下の後、心肺停止状態に!

 直に車を停車し、消防救急へ乗せ換え要請、消防救急到着までは車内のAEDを使用した応急手当を実施します。救急隊の到着後、応急手当を引継ぎ、消防救急が医療機関へ搬送します。

 

<対応 2 患者が増悪傾向にある場合!

 直に主治医へ状況を連絡します。時々刻々、患者の容態を連絡しながら搬送を継続します。主治医の判断により搬送を中止し、消防救急へ乗せ換え要請をします。(オーバートリアージ) 直に車を停車し、消防救急到着まで、主治医の指示に従い応急手当を実施します。 救急隊到着後、応急手当を引継ぎ、消防救急が側近の医療機関へ搬送します。

 

<対応 3 患者の増悪原因が特定できる場合!

 具体的な状況として気道確保の為、喀痰の吸引が必要な場合。患者の事前情報では喀痰の吸引の必要は無く、搬送元看護師の同行も無い状況での搬送であったが、搬送中、患者は呼吸苦の様子。酸素飽和濃度モニター値が低下し、聴診器で呼吸音の確認をしたところ、喀痰が咽に絡んでいる様子である。主治医へ状況を連絡し、主治医より喀痰の吸引を指示された場合。

 乗務員で当社看護師が患者に付添っているが、医療行為は禁止のため吸引が出来ません。このままでは患者に深刻な事態が予想される為、車を直に安全に停車させ、同乗の家族へ状況の説明と喀痰の吸引をお願いします。しかし、家族は吸引の経験が無く出来ない為、刑法 第37条(緊急避難)に基き、当社看護師が喀痰の吸引を実施します。 

医療搬送車の搭載機材について

<観察用資器材>

 サチュレーションモニター・体温計・血圧計・聴診器・ペンライト

<呼吸・循環管理用資器材>

 流量計付加湿酸素供給装置及び携帯装置一式・各種酸素マスク及び鼻カニューレ・バックバルブマスク(BVM)・AED・各種エアウエイ・開口器・舌厚子・吸引器・点滴管理用品(輸液ポンプ)

<搬送・保温用資器材>

 メインストレッチャー・サブストレッチャー・スクープストレッチャー・移動マット・リネン一式・まくら・保温用毛布・砂のう 

<創傷保護用資器材> 

 各種包帯・滅菌ガーゼ・カット綿・三角巾・滅菌コップ・鉗子・ピンセット・尖刃・絆創膏

<消毒・感染防止用資器材>

 各種消毒液・サージカルマスク・ディスポグローブ・感染防御衣

<排泄介助用品>

 便器・尿器・紙おむつ・膿盆 

<車内固定装置> 

 100ボルト電源・照明器具・換気扇


医療搬送サービス認定制度について

     医療搬送事業者認定第04-0001号